Talk with fellows (3)

TeamSpeak2のサーバーを立てるために必要なこと

自前のサーバーを立てるためには幾つか考えなければならないことがあります

回線の速度
ゲームをプレイしながらチャット参加者の音声データも送受信するわけですから、最低でもDSL、出来れば光と速い回線であればあるほど良いです
とは言いつつ、仲間内の少人数での利用が目的ならば、鈍足DSLで無ければ恐らく運用可能でしょう
ファイヤーウォールやルーターの設定
まず、サーバーとしてあなたのPCを外部に公開するわけですから、セキュリティ上何かしらのファイヤーウォールかその機能を果たすルーターの設置が望ましいです
その上で、TeamSpeak2のサーバーが利用するポートのみを開放しなければなりません
サーバーへのアクセス手段
ユーザーがあなたのサーバーへ手軽にログインするための手段を用意する必要があります
一般的なインターネット接続サービス(プロバイダ)では動的にIPアドレスを割り当てるため、あなたの設置するサーバーのIPアドレスが一定していません
こういった状況ではユーザーはメニューの[接続]-[接続]-[ウェブサーバーリスト]から稼働中のあなたのサーバーを毎回探し出して接続する必要があります
ユーザーがあなたのサーバーをアドレス帳に登録できるようにするには、ダイナミックDNSサービスなどを利用してドメインを取得し、ドメイン名で接続可能にする必要があります

TeamSpeak2サーバーのインストール

TeamSpeak2公式サイトの左側の「Main Menu」の「Downloads」から「TS2 Win32 Server(RC2)」をダウンロードします

ダウンロードしてきた『ts2_server_rc2_201940.exe』をダブルクリックするとTeamSpeak2サーバーのインストールが始まります
メッセージが全て英語ですが、基本的に「Next」ボタンを押していけば問題ないです
ただし2ページ目のライセンス規約表示では「accept」の方にチェックを入れないと先へ進めません

インストールが完了し、最初にサーバーを起動したときには管理者のユーザー名とパスワードを確認するためのダイアログが表示されます
TeamSpeak2サーバーでは複数のサーバーマシンをまとめて一つのサーバー群として管理する機能があるため、管理者名とパスワードもそれぞれその単一のサーバー用とサーバー群全体用の2種類があります
上側の「Admin UserName」「Admin Password」がそのサーバー用の管理者名・パスワードで、下側の「SAdmin UserName」「SAdmin Password」がサーバー群全体の管理者名・パスワードです
このダイアログでは設定を確認するだけで変更はできないので、コピー&ペーストするなどして確実にメモしておきます

以下ではサーバーの設定について簡単に説明しますが、より詳しい設定について知りたい場合は公式サイトのこちらのページに英語のサーバーマニュアルが置いてあるのでダウンロードして読んでください

サーバーの設定

管理画面へのログイン

サーバーの稼働時にはタスクトレイにTeamSpeak2サーバーの紫色のアイコンが表示されるのでこれを右クリックし、[Administration]を選んで管理画面を表示します

ユーザー名に「superadmin」と入力しパスワード欄に先ほどメモしたパスワードを入力、さらに「SuperAdmin」のチェックをONにして[Login]をクリックします
すると次の図のような画面に変わります

編集するサーバーの選択

メニューの「Servers」を選択します

サーバーの一覧が表示されます
アイコンボタンは左から順に「サーバーの停止/開始」、「サーバーの削除」、「サーバーの選択」です
ここでは右端の「サーバーの選択」をクリックします
するとメニューが右の図のように変化します

ユーザーとパスワードの登録

次に、管理者の名前とパスワードを変更します

メニューから「SuperAdmin manager」を選ぶとサーバー選択画面に似たユーザー選択画面が表示されるので、[add client]をクリック、新たなサーバー群管理者の名前とパスワード(確認のため2つの欄に入力する)を入力して[add]をクリックします
これで新たなサーバー群管理者が登録されました
それとセキュリティのため、元々のサーバー群管理者「superadmin」は削除しておきましょう

次に「User manager」を選ぶと現在選択中のサーバーの登録ユーザー選択画面が表示されます
ここではそのサーバーの管理者と登録済ユーザーを編集します
やはり[add]をクリックして新しいユーザー名とパスワードを入力します
サーバー群管理者の時と違うのは、「ServerAdmin」というチェックボックスが付いていることです
このチェックをONにするとサーバーの管理者になり、OFFにするとただの登録済ユーザーになります
登録済ユーザーについては前ページをご覧ください
また、新しいサーバー管理者を作ったら、上と同様に古い管理者「admin」は削除しておきましょう

サーバー群の基本設定

メニューから「Basic settings」を選びます

ここで設定するのは、あなたのサーバーの情報開示に関する設定です
ここに入力した情報は主にWebサイトでのサーバー一覧に表示されます

AdminEMAIL
管理者の電子メールアドレスです
設定の必要はないでしょう
ISPLinkURL
ISPName
プロバイダのURLと名称です
設定の必要はないでしょう
Country
国名です
クライアントが接続するときのウェブサーバーリストにも表示されるので、設定しておいた方が良いでしょう
コンボボックスにフォーカスを当てて「J」キーを2度押せばすぐ「Japan」が出てきます
List Public
あなたのサーバーの存在を公開するかどうかを決めます
チェックをONにすると、クライアントが接続するときのウェブサーバーリストにあなたのサーバーがリストアップされます
ウェブサーバーリストにはサーバーのIPアドレスも同時に公開されるので、本当にごく仲間内のためだけのサーバーの場合はチェックをOFFにして非公開にする方が良いかも知れません
WebPost PostURL
WebPost Enabled
Webサイト上の(このような)サーバーリストにあなたのサーバー情報を載せるかどうかの設定です
チェックボックスはOFF,URLは空欄のままで良いでしょう
サーバーの設定

メニューから「Server settings」を選びます

ServerName
サーバーの名前です、日本語は使えません
クライアントが接続するときのウェブサーバーリストにはこの名前で表示されます
ServerWelcomeMessage
ユーザーがあなたのサーバーに接続したときに表示される「ようこそ」メッセージです
日本語も使えます
ServerPassword
サーバーにログインするために必要なパスワードを設定します
パスワードを設定すると匿名で接続するユーザーはこのパスワードを入力しないとあなたのサーバーにログインできなくなります
登録済ユーザーやサーバー管理者は各ユーザーに対して設定されたパスワードでログインするため、ここで設定するパスワードは彼らには関係ない物になります
ServerMaxUsers
サーバーにログインすることの出来る最大人数です
注意しなければならないのは、この項目は「サーバー群管理者」として管理画面にログインしているときのみ変更が可能で、「サーバー管理者」として管理画面にログインしているときは変更できないということです
これは、この項目はサーバー群全体のパフォーマンスに関わる設定項目だからです
ServerType
サーバーが「Clan Server(クランサーバー)」つまり仲間内のためのサーバーであるか、「Public Server(公開サーバー)」つまり広く一般に誰でも利用して良いサーバーであるかを設定します
設定の結果はクライアントが接続するときのウェブサーバーリストに表示されますが、サーバー機能的な違いはありません
Allowed Codecs
そのサーバーで利用可能な音声圧縮方法を設定します
サーバーが利用している回線の速度を考慮して、それほど高速でない回線の場合にはビットレートの高いコーデックのチェックをOFFにして使用不可にしておきましょう
Server WebPost PostUrl
Server WebPost LinkUrl
空白のままで構いません
Server UDP Port
サーバーがクライアントからの接続を受け付けるためのUDPポート番号です
ファイヤーウォールやルーターを利用している場合はここで設定したポートを開放しておかなければなりません
通常は特に変更する必要はありません
各ユーザーレベルの権限設定

メニューの「Server Permissions」以下に、各ユーザーレベル毎の権限を設定するページがあります
しかし通常はほとんど変更する必要はないと思いますので、ここでの説明は割愛します
この項目について詳しく知りたい場合は公式ページから英語のサーバーマニュアルをダウンロードするか、クライアントの[情報]-[許可一覧表示]と見比べてください

ファイヤーウォールやルーターのポート設定

ずっと上の方でセキュリティ上ファイヤーウォールやルーターを利用した方が良いと書きましたが、この場合、TeamSpeak2サーバーが利用するポートを明示的に開放してやらなければなりません
開放しなければならないポートは、上のサーバーの設定の中の「Server UDP Port」で指定したポート番号の、UDPプロトコルです
その手順ですが、お使いのファイヤーウォールソフトやル−ターの機種によってそれぞれ設定方法が違うため、ここで一概に説明することが出来ません
いわゆる「ポートを開ける」作業ですが、申し訳ありませんが、ファイヤーウォールソフトやル−ターの説明書をお読みいただくか、インターネット上でその方法を検索して下さい
ファイヤーウォールに関しては「アクセス制御」「アクセス許可」などのキーワードが使われていると思います
ルーターに関しては「NATテーブル」「スタティック・ルーティング」「IPマスカレードテーブル」「ポートフォワーディング」などの名称で呼ばれています


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